患者のケアだけではない医療の現場!

医師や看護師をはじめ、医療現場のスタッフの仕事は、病気や事故などにより体調が悪くなった人や、介護が必要になった人を処置することだ。病気の治癒や身体機能の回復と維持を目的として、医師や看護師がチームを組んで医療行為を行なうことになる。

しかし、実際の医療の現場では、患者(要介護者)の家族へのサポートも重要な役割になっているようだ。患者の症状が軽度であれば、医療施設での対応だけで治療が完了する場合も少なくないが、ある程度重い症状の場合や、長期的な治療が必要な場合、患者が乳幼児や高齢者の場合は、家族の協力が欠かせなくなり、当然ながら負担もかけることになるだろう。さらに、手術が必要な状態では患者本人だけではなく家族もストレスを感じることがあり、処置法の説明などを丁寧に行い、不安を解消してあげなければならない。

このような状況である場合、医療スタッフが患者本人と向き合う時間と同じくらい、家族と接する時間も長くなってくる。だから、患者に効果的な治療を続けるためには、家族にも病状と治療法を理解してもらいつつ、信頼関係を築くことも重要なのだ。これは、診療科目を問わずに言えることだろう。

医療従事者というと、患者のケアをする印象ばかりが先行してしまうが、実は患者の家族へのサポートも大きなウエイトを占めているのだ。長期的な治療が必要な病気や高齢者の介護は、家族の心身に蓄積する疲労も大きくなる傾向があるので、医師や看護師などは家族への気配りも大切なのだ。